2026年3月28日(土)に開催されたマーケティング実践研究会定例会では、ブランドチームが幹事となって、儀間会員、北村会員、伊藤会員/平瀬会員からそれぞれ実践報告、その後、各チームに分かれてチーム別ワークが行われました。
1.実施概要
開催日時
2026年3月28日(土) 14:00-17:00
開催場所
神奈川近代文学館 中会議室
2. 儀間勝彦会員「マーケティングの教科書が通じなかった日」
~中国の総経理が重慶で学んだ中国ビジネスの核心~
中国市場では、補助金政策や顧客要求、納期・品質制約が複雑に絡み合い、教科書通りの意思決定が通用しない場合が多いです。本発表では重慶の自動車部品会社での実体験をもとに、現場でどのように判断が行われたかを振り返り、そのプロセスを整理しています。結果として、環境変化に適応する柔軟な意思決定の重要性と、中国ビジネスにおける実践的な経営判断の本質を明らかにしました。

3.北村眞一 会員「牛乳の新たな価値創造への挑戦
~ 中小乳業メーカーによるRCT実践事例 ~」
企業の新商品開発におけるRCT(ランダム化比較試験)の活用事例を紹介しました。コンセプト開発からデザイン、価格設定までRCTを繰り返し実施することで価値ある商品を創出したプロセスを示すとともに、RCTの活用がメンバー間の共通言語化や根拠に基づく議論の促進などを通じて、組織全体の変革に寄与したことを報告しました。

4.平瀬武司会員/伊藤昌隆会員「現場を変えるAI実装の最前線
〜「守り」の秘匿化と「攻め」の自律移動が中小企業を救う〜」
今、中小企業は「人手不足」と「コンプライアンス」という2つの課題に直面しています。本プレゼンテーションではこれらを解決するため、個人情報を自動検出し手作業を最大80%削減する「守りのAI(文書秘匿化)」と、磁気テープの事前工事不要で現場の自律移動を可能にする「攻めのAI(VSLAM)」を参考事例として紹介しました。現場の苦痛な単純作業をAIに任せることで従業員を解放し、離職率低下や売上向上に繋げる実践的な導入ステップを解説しており、AI活用による具体的な改善方法をご紹介いたしました 。

5.チーム別ワーク
各チームに分かれ、1年間の活動状況や取組内容を振り返るとともに、来月の報告に向けた整理を行いました。年度を通じた活動を改めて見直すことで、それぞれの取組の成果や今後の課題がより明確になり、今後の活動の方向性について考える機会となりました。また、報告に向けて内容を整理する中で、各チームの歩みを再確認し、次回の発表に向けた準備を進める有意義な時間となりました。
6.最後に
当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についても、それぞれがクライアントを持ちながら、経営支援に真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。


