2021-12-25 定例会報告

12月25日の定例会では、小倉会員から、売上拡大チームで検討してきた「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」の概要を説明頂いたうえで、研究会メンバーと意見交換を行いました。
また、2022年2月2日~4日に、パシフィコ横浜で開催されるテクニカルショウヨコハマ2022への協会ブースの出展に向けて、各グループのプレゼンテーション内容と、売上拡大クイック診断の使用方法について話し合いました。
18名の既存会員に加えて、2名の見学者が参加して、活発な議論が行われました

1.実施概要

開催日時

2021年 12月25日(土) 14:00-17:00

実施方法

オンライン会議(Zoom)形式

2.実施内容

「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」のコンテンツについて

小倉会員から、売上拡大チームで検討してきた「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」の概要を説明頂いたうえで、研究会メンバーと意見交換を行いました。本ツールは、7つの大分類、26の中分類項目から構成されていて、網羅的に企業活動をチェックできるものです。用途としては、以下が考えられます。
①診断士と支援先企業との間で、直近で取り組むべき課題を絞り込む目的
②診断士が、特定テーマに埋没せずに、企業活動の全体像を俯瞰する目的

会員各位からは、「とても良く整理されていて、項目の抜け漏れの違和感はないが、このチェックリストをどのように活用するのか教えて欲しい」、「従業員満足度の視点だと”居心地の良い会社”の観点になるが、今は、”従業員エンゲージメント”の観点の方が重要ではないか?」といった質問や意見が寄せられました。本日のディスカッションの基にして、ツールのさらなるブラシュアップを期待します。

テクニカルショウヨコハマ2022への協会ブースの出展準備

売上拡大クイック診断 のレポート

テクニカルショウヨコハマ2022への協会ブースの出展に向けて、「売上拡大クイック診断」の使用方法について、話し合いました。

「売上拡大クイック診断」は、過去のテクニカルショウヨコハマにおいても、協会ブースへの来場者に「経営診断」を受診して貰うためのキッカケ作りとして活用してきたツールです。経営者に、「経営戦略」、「顧客」、「競争力」、「プロセス」、「営業力」の5つの切り口から成る20問の質問に応えて頂くことによって、経営改善のワンポイントアドバイスを、その場で提示できます。

話し合いの結果、協会プロジェクトメンバーと調整したうえで、来年のテクニカルショウヨコハマでも、本ツールを活用していくことになりました。

各チームの分科会活動

①情報発信チーム

分科会テーマについて、11月に意見があった活動について、進捗・検討を行いました。

E社については、サイトからの問合せ改善(質・量)を目的とし、アクセス解析を含め、サイトの更新・改定の提案まで行うことで進めることとし、今後1月にヒアリング・数値確認を経て、可能ならば複数回提案・実践・振り返りを行うこととなりました。

その他、メンバーの顧問先のWebマーケティング施策については、顧問先が繁忙期に入ることなどから、4月以降の再検討とすることに。メンバーの勤務先のホームページの改善支援については、アクセス解析の権限付与や社内での推進について再度確認することとなりました。

またサイト及びGoogleAnaliticsについて、いい・悪いのものさしについて、議論がなされました。

②売上拡大チーム

 「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」にて、会員から多くの意見が寄せられました。それらの意見を基に、さらに見直すべき点について、メンバー全員で検討しました。

・「従業員満足度管理」は、従業員のエンゲージメントについての細目があることから細目の見直しは不要とし、タイトルを「従業員のやる気管理」に改めることとしました。

・「販売促進」の項目が抜けていることが判明しましたので、1月の定例会までにチームとして細目をまとめることとしました。また、本項目に流通チャネル管理も含めることとしました。

上記を含めて1月の定例会までに、タイトルも含めてブラシュアップしていきます。

③営業力強化チーム

営業力強化チームは、テーマである「売れる新商品のアイデア」について、「商品力×サービス力」の観点で、メンバー自らの経験を踏まえた事例を持ち寄って、研究することになりました。最終的には、デジタルコンテンツとして顧客に提案出来るものを目指します。今月は、発案者より4つの事例と、サービス力の大事な要素(①スピード②専門性③先読み(計らい)④臨機応変⑤誠意)について発表がありました。次月以降も、こうした形でアイデア出しを継続して行きます。

④販路拡大チーム

今月は、中小企業経営者から販路拡大の相談を受けて5回程度のセッションで アウトプットを出していくためのフレームについて、検討しました。1枚で全体俯瞰ができるツール作成を目指しています。

3.最後に

当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。

(以上)