2022-1-22 定例会報告

1月22日の定例会では、今年度入会の依田会員と三枝会員から、人事と購買業務について、マーケティング視点からの分析をお話をいただきました。普段、あたり前のように行っている業務についても、マーケティング視点で振り返ると、普段見えなかったものが見えてくると感じました。その後は、いつも通り、各チームに分かれて、診断ツールの開発や、従事中の企業支援に関する打合せが行われました。

1.実施概要

開催日時

2022年 1月22日(土) 14:00-17:00

実施方法

オンライン会議(Zoom)形式

2.実施内容

依田会員による発表「採用に対する考え方、本当にそれで合ってますか」

依田会員からは、「採用に対する考え方、本当にそれで合ってますか?」と題して、企業の人材採用にマーケティング視点を取り入れる興味深い提案がなされました。近年、人材紹介会社を介さずに、企業が直接、ホームページから人材募集する動きが広がっていますが、この時、マーケティング視点を取り入れて、双方で良好なコミュニケーションを行うことが重要になって来るでしょう。

三枝会員による発表「購買・調達担当者が求める企業ホームページとは」

三枝会員からは、「購買・調達担当者が求める企業ホームページとは?」と題して、BtoBにおける顧客の購買行動の変化と、それに伴って企業のホームページに求められる要件について発表が行われました。自社視点で製品・サービスを売り込むのでなく、顧客視点で、相手先である調達担当者の課題解決につながる情報提供を行う点が重要であることを改めて認識いたしました。

会員テクニカルショウヨコハマ2022への協会ブースの出展

神奈川県中小企業診断協会では、来る2月2日(水)~2月4日(金)に、パシフィコ横浜で開催されるテクニカルショウヨコハマ2022において、ブース出展を行います。本日の三枝会員の発表内容を含めて、3日間で、延べ30本のミニセミナーが開催されます。下記に時間割を挙げますので、ご興味のある方は、是非、お越しください。

各チームの分科会活動

 ①情報発信チーム

情報発信チームでは、現在、2つの企業支援を実施しております。一つ目は、昨年7月より手掛けているメカ設計・開発A社のホームページリニューアル案件です。もう一つは、1月より始めた製造業を顧客に持つSIベンダーE社のホームページ集客アップの案件です。

A社については、今月中にリニューアルサイトが完成する予定のため、リーダである山本さんから、これまでの支援活動を振り返っていただきました。なお、本日は時間が不足していたので、別途、関係者で振り返りの時間を持つこととしました。

1月から支援を始めたA社については、改めてターゲット企業像や、A社のサービスの営業プロセスを整理したうえで、ホームページへの集客数のアップ、コンバージョン率の改善を検討することにしました。

本件については、定例会後の打ち合わせで、受注の経緯や決め手、また失注したケースについても、A社の営業、プリセールスエンジニアから、直接、お話を伺って、顧客像の理解をさらに深めたうえで、改善提案を行うことになりました。

②売上拡大チーム

 今回は3つの懸案事項をチームメンバーで検討しました。

 最初に、「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」の最終チェックを行いました。いくつかの細目について再検討した後、タイトルを「中小企業向け転ばぬ先の基盤整備」の中の「基盤整備」を「事業基盤」に改め、最終的に「中小企業向け転ばぬ先の事業基盤」としました。

 次に、「中小企業向け転ばぬ先の事業整備」をテクニカルショウヨコハマ2022の出展ブースで当チームから参加する相談員がどのように活用するかについて検討しました。出展ブースへの来場者に対し、当研究会が持っているコンテンツ「売上拡大クイック診断」を実施した後、話の流れで「中小企業向け転ばぬ先の事業整備」の中から来場者の興味ある項目を選択し、項目の中の細目を見せながら相談対応を行うこととしました。来場者に見せるシートは、相談員を担当するメンバーが展示会当日までに作成することとしました。

 最後に、次の取り組みテーマについて検討しました。メンバーの関心が高いのは、売上を拡大するにはどのような方法があるのか、またどのような方法が適切なのかといったことでした。結果、2月の定例会からは、「事例から売上拡大の法則を見つけ出すー 起爆剤 for 売上拡大 ー」(仮)について検討することとしました。このことから、2月の定例会までの宿題として、「売上拡大事例」を一人1件ずつ持ち寄ることとしました。

③営業力強化チーム

営業力強化チームは、「商品力」×「サービス力」提案の事例を持ち寄って研究しています。今月は、スポーツクラブの受付事例をもとに、下図の通りDXを提案するかたちでまとめました。次月以降も事例からの検討を継続して行きます。

④販路拡大チーム

先月に引き続き、中小企業経営者から販路拡大の相談を受けて5回程度のセッションで アウトプットを出していくためのフレームについて、検討しました。

3.最後に

当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。

(以上)