2023-10-28 定例会報告

プロジェクト管理

10月28日の定例会は、久々にオンライン会議(Zoom)形式のみの開催となりました。冒頭に、今回オブザーブ参加の大島 和俊会員から自己紹介がありました。次に竹岡 靖真会員から「システムインテグレーション業界 構築プロジェクトについて」と題して、「なぜプロジェクトはいつもトラブってばかりなのか?」について詳しくご説明いただきました。続いてブランドチームからの発表があり、その後、各チームに分かれて、分科会活動を行いました。

1.実施概要

開催日時

2023年 10月28日(土) 14:00-17:00

実施方法

オンライン会議(Zoom)形式 

2. 実施内容

竹岡 靖真会員:「システムインテグレーション業界構築プロジェクトについて」

竹岡会員は、勤務先で様々なプロジェクトに参画した経験に基づき、システムインテグレーション業界のシステム構築プロジェクトでトラブルが発生する原因について独自の視点で分析した結果を発表されました。

ケーススタディでは、海外案件のトラブル発生の具体例を取り上げ、複合的な要因が重なって大きなトラブルに至ったメカニズムを解説されました。

最後にプロジェクトリスクを未然に防ぐための行動について説明された際、同様の苦労をされたであろう方が大きくうなずいていらっしゃったのが印象的でした。

ブランドチームセッション:「ブランディングの進め方、ブランド事例コンテストについて」

続いてブランドチームのセッションでは、「チーム概要」や「現在の取り組み」について紹介がありました。「現在の取り組み」について、チーム内で輪講している書籍の中から「ブランディングの進め方」の「10段階のステップ」について一覧表でまとめ、これをチームメンバーが「ブランド事例コンテスト」の入賞事例※にあてはめて「ブランディングの目的」、「実施内容」、「成功のポイント」について整理・共有するという活動と、その成果が発表されました。

「ブランディングの進め方」について漠然としたイメージしかなかった筆者にとって、具体的なステップの提示と事例に即した解説はとても貴重な内容であり、経営者の方からブランディングについてのご相談があった際にすぐに有効活用できると感じました。※入賞事例 https://www.brand-mgr.org/branding_case/

3. 分科会活動

新事業開発チーム

今後のチームディスカッションの進め方について討議を行い、草案を作成した。

「スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで」
 スティーブン・G・ブランク (著) 翔泳社

この書籍を輪講することで新規事業開発の知見を深める。

また、「生成AI×新規事業開発」の方策を模索する。

次月の例会でチームメンバーに草案を諮る予定。

ブランドチーム

 今後の活動についてディスカッションしました。実際の企業向け提案活動は難易度的に難しいという意見もあり、下期はもう少し内部でやれることを検討する方向で相談しました。生成AIをブランディングで活用できることをまず学ぶところから実施、メンバーで発表する形で次回アクションを決定。 お題として、まずChatGPTのブランド活用機会の勉強を。記事が多数掲載されている宣伝会議8月号(No982)を読んでどんなことをやるかアイデア出しを次回実施(11月)PPT1枚で箇条書きでアイデアを記載して持ち寄り、議論する形としました。

情報発信チーム

情報発信チームでは「ビジネスの課題と可能性を顧客視点で」設定できるようになるために、カスタマージャーニーマップの制作に取り組んでいます。10月の定例会では、別日に実施した分科会で作成したSTEP7の「対応策を考える」の続きを行いました。

顧客行動、感情変化に基づいて対応策を設定していく中で、商品をユーザーに訴求する機会を増やすためのアイデアを創出しました。具体的には、ユーザーに試食してもらうために、競合であるスーパーでなく、物産展や今話題のOFFICE DE YASAIを活用する、あるいは、商品がふるさと納税返礼品に指定されているため、自社HPでふるさと納税サイトを案内するなどで、限られた時間の中でしたが、カスタマージャーニーマップへの落とし込みが完了しました。

今後、カスタマージャーニーマップの内容を支援先に説明し、実行していただいて効果を確認していきたいと考えます。

売上拡大チーム

売り上げ拡大チームでは、過去に作成したコンテンツについて、活用方法について検討を行っている。

今のところ、以下の3つの観点で、活用方法を検討することとした。

①テクヨコでの活用(セミナーでの講演)

②電子書籍化

③クライアント先での活用

その中で、①のテクヨコのセミナー講演は時間があまりなく、10月22日で一旦申込みを締め切っていることもあり、仮に今から参加可能であるとして、コンテンツをどうするか、という議論を行った。

テクヨコに向けては、現在のコンテンツ、「クイック診断」「見える化マネジメン

ト」「失敗しないためのビジネスモデル再構築」「転ばぬ先の事業整備」「売上拡大への道」などの中から、DXにも言及し、かつ20分セミナーでアピールできそうなものはどれかを討議した。本日の意見では「転ばぬ先の事業整備」がいいのではということで一致した。

今回は、出席者が少なかったが、欠席メンバーも含めて意見を集約し、引き続きコンテンツとして見直しを図っていきたい。

なお、定例会終了後、諸般の事情によりテクヨコセミナー参加は断念し、代替案として、「転ばぬ先の事業整備」をベースにパワポで音声付きスライドショーでコンテンツ作り、当研究会のホームページやフェイスブックでの発信などを検討してみることとなった。

4.最後に

当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。                      

(以上)