12月23日の定例会は、冒頭に、小川直樹会員から、情報発信チームが2022年11月から支援してきた、気仙沼の食品加工業A社の「BtoC販売拡大支援事例」を発表いただきました。次に、宮尾大五会員から、「7つの習慣®︎とブランディング」を発表いただきました。その後、各チームに分かれて、分科会活動を行いました。
1.実施概要
開催日時
2023年 12月23日(土) 14:00-17:00
実施方法
Lプラザ:4F第11会議室 & オンライン会議(Zoom)
2. 実施内容
情報発信チームセッション:「ホームページ強化及びネット販売拡大 支援事例紹介」
宮尾大五会員:「7つの習慣®︎とブランディング」
1. 主体的である
・刺激と反応の間
・影響の輪と関心の輪
2. 終わりを思い描くことから始める
・個人のミッションステートメントを作成する
3. 最優先事項を優先する
・重要なことを選定し、最も優先順位が高いことを実行する
4. Win-Winを考える
・Win-Winの関係を築く5つの条件
・1人格 2人間関係 3協定 4システム 5プロセス
5. まず理解に徹し、そして理解される
・共感による傾聴で、相手の視点で相手を理解する
6. シナジーを創り出す
・「私の案」でも「あなたの案」でもない「第3の案」を創り出す
7. 刃を研ぐ
・4つの側面をバランスよく鍛える
・第1~第6の習慣のレベルを高める活動をする
8. 7つの習慣®のブランディング
・関連書籍
・手帳
・セミナー
私が開催していたのはC to Cであったが、マニュアルや開催頻度、開催費用、質問の回答ガイドラインなど厳しく規程されていた。これにより一定の品質を保ちブランド価値を維持していた。
3. 分科会活動
新事業開発チーム
先月の定例会で検討のとおり、12月定例会より「スタートアップ・マニュアル~ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで」(スティーブン・G・ブランク 、ボブ・ドーフ共著)の輪講を開始しました。
今月は「序文~第1部01」までを輪講いたしました。
スタートアップに必要な要素は製品開発と顧客開発の両輪であり、特に顧客開発の重要性を本書は説いています。その顧客開発の本質はオフィスの外に飛び出て社外から収集することであるとし、仮説に過ぎないスタートアップ設立のビジョンをアジャイルに検証し柔軟に軌道修正することがスタートアップ成功の秘訣であるとしています。
第一部01では、具体的な企業を取り上げ、その企業が失敗に終わった理由を検証し、要因を9つに大別しています。そのひとつひとつに解説を加えて、02以降の展開のプロローグとの位置づけとなっています。
1月の定例会はチームセッションがお休みのため、次回2月の定例会は02パートを輪講の予定です。
ブランドチーム
ChatGPTを活用したブランディングについてディスカッションしました。
目的、比較対象、評価方法などを検討する段階でProPadelJapan株式会社 松島様にご協力いただきパデルの対象としたブランディングについて提案させて頂くことになりました。具体的には、ブランドチームで用いているフレームワークを基にChatGDPを活用します。次回は、具体的なアクションプラン・ロードマップについて検討して行きます
情報発信チーム
情報発信チームは小川会員の支援先である食品ECのWebサイトの改善点について話し合いました。小川会員が支援先に報告したレポートを参考にしながら、更なる売上拡大に向けた施策についてメンバー間で議論を行いました。こちらの支援先は最近テレビに取り上げられたこともあり、その効果で集客・売上ともに拡大傾向にありますが、ECサイトへの送客に関してはまだまだ改善の余地があると思われ、ボタンの配置やデザイン、ターゲットに合わせたコンテンツの企画案に対してアイデアが出されました。また現在のECは楽天やヤフーショッピングといったモールを活用しておりますが、メンバーからは主婦層をターゲットにするのであればメルカリShopsへの出品も検討できるのでは、といった意見も出されました。
これらを基に、再度支援先への提案を具体化し、継続議論により成果につなげて行こうと考えております。
売上拡大チーム
売上拡大チームでは、過去に作成したコンテンツについて活用方法の検討を行っています。
その中で、「転ばぬ先の事業整備」をベースにパワポで音声付きスライドショーのコンテンツを作り、当研究会のホームページやフェイスブックでの発信、また、セミナーなどでアピールすることにしました。
まずは、経営基盤の整備の「商品・サービス」について、商品力強化、知的財産管理、品揃え戦略、販売促進、価格管理の5項目に担当を振り分け、1項目300字~400字程度のナレーション原稿を、次回定例会までに作成することにいたしました。
4.最後に
当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。
(以上)