2024-02-24 定例会報告

2月24日の定例会は、冒頭に、成田潤信会員から、「流通業のブランド創りにおける3つのコツ」を発表いただきました。次に、小泉代表から、「デザインシンキングへの誘い」を発表いただきました。その後、各チームに分かれて、分科会活動を行いました。

1.実施概要

開催日時

2024年 2月24日(土) 14:00-17:00

実施方法

オンライン会議(Zoom) 

2. 実施内容

成田潤信会員「流通業のブランド創りにおける3つのコツ」

流通業は、生産と消費のギャップを埋めることで消費者に様々な便益をもたらす。

近年の流通業のブランド創りにおける3つのポイントは、独自性と差別化・ブランド要素による認知UP・顧客体験価値である。ユニクロ・セブンイレブン・アマゾン…などブランド力のある流通業は多くあり、価値のある自社の独自性を活かし差別化を行っている。

3. 分科会活動

新事業開発チーム

「スタートアップ・マニュアル」輪講の第2回目。今回のテーマは、”顧客開発モデル”でした。顧客開発モデルのプロセスには探索段階(顧客発見→顧客実証)と実行段階(顧客開拓→組織構築)があり、これによってスタートアップは創業時おける仮説だらけの状況から、収益への挑戦に向けた転換を図っていくことが可能になります。特に今回は前半の探索段階について掘り下げを行い、ここで創業者自身がオフィスの外へ出かけていき、顧客と直接対話することによって仮説を事実に変えていきながら、再現可能でスケーラブルな収益性のあるビジネスモデルを発見することの重要性とその方法(ビジネスモデル・キャンバスの活用等)について、チームディスカッションを行いました。

ブランドチーム

 ChatGPTを活用したブランディングについてディスカッションしました。

目的、比較対象、評価方法などを検討する段階でProPadelJapan株式会社 松島様にご協力いただきパデルの対象としたブランディングについて提案させて頂くことになりました。具体的には、ブランドチームで用いているフレームワークを基にChatGDPを活用します。次回は、具体的なアクションプラン・ロードマップについて検討して行きます

情報発信チーム

情報発信チームは、今年度の活動の振り返りと、来年度の活動に関する意見交換を実施した。

■今年度の振り返り

1)理論

 M社を題材として、ペルソナの設定と、カスタマージャーニー作成のワークショップを通じて、カスタマージャーニーの作成方法と、Webマーケティングにおける活用方法を身につけた。

2) 実践

 M社のホームページ、楽天市場の商品ページの問題点の洗い出しと、改善施策のアドバイスを実施した。12月の定例会で、施策の内容と、その効果を発表した。

■来年度やること

1) 理論

デジタルマーケティングにおけるSNS活用(Facebook/Instgram/X/LINE)について、ターゲットに合わせた使い方/アクセスの増やし方などについて、メンバーによる輪番形式で勉強会を開催する。

2) 実践

小川会員の顧問先である熊本のホテルのデジタルマーケティング支援を行う。そこで、上記SNS活用に関して得られた知見を活かしてアドバイスを行う。

売上拡大チーム

売上拡大チームでは、過去に作成したコンテンツについて活用方法の検討を行っています。

その中で、「転ばぬ先の事業整備」をベースにパワポで音声付きスライドショーのコンテンツを作り、当研究会のホームページやフェイスブックでの発信、また、セミナーなどでアピールすることにしました。

まずは、経営基盤の整備の「商品・サービス」について、商品力強化、知的財産管理、品揃え戦略、販売促進、価格管理の5項目に担当を振り分け、1項目300字~400字程度のナレーション原稿を、次回定例会までに作成することにいたしました。

4.最後に

当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。                      

(以上)