2025-5-24 定例会報告

5月24日の定例会では、ホテル朝食体験の改善プロジェクトの報告、科学的意思決定に関する講演、若者キャリアを支援する共創拠点「asobiba」設立に向けたワークショップを実施し、チーム単位でのディスカッションと発表が行われました。

1.実施概要

開催日時

2025年 5月24日(土) 14:00-17:00

実施方法

Lプラザ (石川町)

1. 報告 『いばらきNo1の朝食体験プロジェクト 』 新事業開発チーム 

 いばらきNo1の朝食体験プロジェクトは、つくばの湯アーバンホテル様(茨城県つくば市)が朝食体験の改善に主体的に取り組まれ、地域特産品を活かしたメニュー開発やライブキッチンの導入を進めてこられた活動を、プロジェクトチームが助言・支援する形で進めてきました。口コミやインタビュー分析を通じ、朝食の質向上による宿泊客満足度向上と集客増加を目指し、2025年8月までに「じゃらん」で朝食口コミ評価4.5点以上の獲得を目標に、着実に成果を上げておられます。

2. 講演『科学的な意思決定をあらゆる人に』 株式会社 hootfolio代表 笠原健太様 

 株式会社hootfolio代表の笠原健太様より、「科学的な意思決定をあらゆる人に」をテーマに、データとアルゴリズムに基づく意思決定支援サービスの重要性についてご講演いただきました。直感や経験に頼る意思決定のリスクを示し、データ活用による合理的かつ持続可能な意思決定の可能性を、具体的な事例を交えて解説していただきました。

 中小企業診断士として、経営支援の現場でデータを活用する重要性や、実務への応用のヒントを学べる非常に貴重な機会となりました。

3. ワークショップ:若者のキャリアをプロデュースする共創拠点 asobiba の開設

ご挨拶  アプリコット株式会社 代表 塚本忍 様

 ワークショップ開催の冒頭では、アプリコット株式会社代表の塚本忍様より、創業40年以上の歴史を持つアミューズメント施設「サイベックスステップつくば店」の運営者として、地域密着型の運営の歩みを振り返りながら、AI時代における新たな「遊び場」の価値創出を目指してく、「ASOBIBA」構想への思いと展望を語っていただきました。

 さらに、ホテル、飲食店、コンサルティング会社など多角的に事業を展開されてきた経営者としてのご経歴もご紹介いただき、その豊富な経験談は、定例会に参加していた中小企業診断士にとって大変参考になる内容でした。

チーム別 ワークショップ 

 ワークショップでは、大学生向けのキャリア共創拠点「asobiba」の開設をテーマに、8チームに分かれて活発な議論が行われました。各チームは企業の視点から求める人材像を明確にし、交流を深めるためのイベント企画について意見を出し合いました。最終発表では、AIで生成したイメージも活用し、視覚的にも分かりやすいプレゼンテーションが行われました。

3.最後に

 当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。

(以上)