2025-8-23 定例会報告

2025年8月23日(土)に開催されたマーケティング実践研究会の定例会では、コミュニティマーケ特集として、鈴村竜広会員から「コミュニティマーケチーム戦略:つながり”って何だっけ? 〜日本人が忘れかけたコミュニティの原風景〜、7月産学ワークショップ報告」、小泉代表から「社員はなぜ辞めるのか、誰が昇進を望むのか?― 世代や性別の違いを踏まえた人材育成への示唆 ―」、そして、ゲストのおおばやしあや様から「自己を見つめなおす ”MY-ning“ 体験」の講演が行われました。その後、プロジェクトの活動の輪を広げるためのワークショップが実施され、参加者による活発な議論が交わされました。

1.実施概要

開催日時

2025年8月23日(土) 14:00-17:00

開催場所

Lプラザ 第3会議室

1. 鈴村会員「コミュニティマーケチーム戦略:つながり”って何だっけ? 〜日本人が忘れかけたコミュニティの原風景〜、7月産学ワークショップ報告

チームリーダーの鈴村氏からマーケティングにおけるコミュニティに関する考え方全般の説明に加え、日本と米国の文化的差異に基づいたアプローチについて書籍からの引用を中心に紹介がありました。また、7月25日にマーケティング実践研究会と広島大学の共催で「エンゲージメント」をテーマとしたオープンセミナーを開催したことも紹介されました。こちらのセミナーにはコミュニティマーケチームが支援させていただいているWBCラボの大林あや氏も登壇されました。

2.小泉代表「社員はなぜ辞めるのか、誰が昇進を望むのか?」 

小泉代表(MASA)は、「社員はなぜ辞めるのか、誰が昇進を望むのか?」という切実な問いに対し、世代や性別の違いを踏まえた実証報告を行いました。まず、「なぜ若者は会社に定着しないのか」という核心を突き、日本のエンゲージメントの低さが国際的にも際立っている事実を示しました。その上で、若手が自律的に成長し、安心して力を発揮できる職場環境とは何かを明らかにしました。

続いて、大学生を対象に「魅力的な職場」を問う大規模ABテストを実施。仮想企業のコンセプトを評価させたところ、企業側が想定していなかった意外な結果が浮かび上がり、採用の常識に一石を投じました。

さらに、管理職を望まない社員が増える中で、若手・中堅社員の昇進意欲を左右する因子を調査。その結果は、今後の人材育成の方向性を考える上で示唆に富むものでした。

3. 「自己を見つめなおす ”MY-ning“ 体験」「自己効力感を高めるワークショップ」

WBCラボ代表の大林あや氏より、マーケティング研究会メンバーを対象としたMY-ning体験会を実施いただきました。MY-ningは大林氏がフィンランドの大学への留学を経て開発された「バイアスを価値に変える」発想転換のワークプログラムです。身近にある「ふつう・当たり前・べき…」といった無意識の思い込みをテーマに、個人の体感で見方を変えて根底にある価値を掘り出す手法になります。

前半はグループワークで個々人が感じる「モヤモヤ」を書き出し、そこからメンバーとの対話を通じて自分の価値観を改めて見直すという体験を実施しました。

後半は体験したMY-ningをビジネスとして展開する際に、中小企業診断士としてどのようなターゲットにどのように提案していくか、MY-ningの価値をどのように可視化することでより顧客に価値を伝えることができるかについてグループワークを実施しました。

4.最後に

 当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についても、それぞれがクライアントを持ちながら、経営支援に真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。

(以上)