10月26日の定例会は、宮原崇会員から「陳腐化している製品のマーケティング」と題する発表をいただきました。その後、デザイン思考講座第2回講座として、各チームに分かれて、「ミッション・ステートメント」、「インタビューシート」の作成を行った上で、ペルソナの主要なニーズ、副次的なニーズ、潜在的なニーズを見つけ出す「ニーズステートメント」の作成を行いました。
1.実施概要
開催日時
2024年 10月26日(土) 14:00-17:00
実施方法
リアルのみ (神奈川県立かながわ労働プラザ)
2. 各チームの活動
ブランドチーム(株式会社和える)
「日本の伝統を次世代につなぐ」をモットーに、多岐にわたる事業を展開する株式会社和える様の『教育事業の売上拡大』を支援しています。
今回の定例会では、チームメンバー各自が想定顧客に行ったインタビュー結果を分析し、ユーザーニーズを探るためのワークを実施しました。その結果、次の3つの方向性が有望であると仮説を立てました。
- 人的資本経営を実現するための研修
- 個人のやりがいを高めるための研修
- 組織を活性化するための研修
今後は、これらの方向性を基に、具体的な研修プログラムの企画・提案を進めるとともに、顧客企業への提案資料作成やマーケティング施策の展開に取り組む予定です。
新事業開発チーム(つくばの湯アーバンホテル)
茨城県でNo1のホテル朝食を実現するためにじゃらん・楽天評価で口コミ評価4.0以上を獲得するための方策について支援しています。
今回の定例会では、メンバーが幅広異属性に対してインタビュー調査を行い、それに対する共通点を見出して、ニーズ検証を行いました。
次回以降も、デザイン思考のプロセスに則り、定例会でのワークを通じて検討を重ねてまいります。
情報発信チーム(社会課題解決型新事業『1piece for 2PEACE』)
物流企画会社様の新規事業として、障がい者就労支援施設製造のクッキーを一般企業内の社員向けに販売し、売上の一部を生活困窮者に寄付をするビジネスモデル構築の支援をしています。
今回の定例会では、チームメンバー各自が想定顧客に行ったインタビュー結果を分析し、ユーザーニーズを探るワークを行いました。その結果、ユーザーの自己実現欲に訴求するアプローチが有効なのではないかという仮説設定を打ち出しました。
定例会の活動と並行し、販売会実施に向けての顧客企業提案資料の作成、動画制作と補助金申請、販促ツール制作のサポートを担当に分かれて進めています。
売上拡大チーム(未来の社会を見据えた新たなモビリティ事業企画)
関係先企業が売り出している小型EV車の用途、販売先等を拡大していくべく、プロジェクトを行っています。蓄電機能に優れ、ソーラーパネルでの充電も可能。USBのみならず、100VのAC電源として給電可能なものです。
これらの低コストの移動手段としての昨日、電源としての機能を活かし、当初アウトドアので会での用途拡大を前提にヒアリングを行うなどの作業を進めていましたが、範囲を狭めすぎてデザイン思考として難しいとの指摘を受け、急遽用途の範囲の見直しを行うこととしました。
その上で、今後改めて作業を進めていきます。
スポーツマーケチーム(ProPadel Japan株式会社様とパデルを盛り上げる)
ProPadel Japan株式会社様と共に、世界規模で急成長するスポーツ「パデル」を国内でも盛り上げるため、認知度・利用人口増加、神奈川県のパデルコート増設をミッションに活動しています。
これらに必要な要素を、デザイン思考を活用し、事業者、自治体、教育機関、一般の利用者等のステイクホルダから探ることから始めています。
今回、スポーツ事業者や利用者のインタビューを通じ、ニーズやその先のインサイトを分析するワークを行いました。
自社、利用者、協業者、地域といった4方良しを目指し、事業立ち上げのサポート、健康づくりに役立つデータ、廃校利用や、他スポーツ、サウナ等施設、eスポーツとのコラボといったインサイトを導き、今後の「するべきこと(HMW)」作りにつなげていきます。
チームでは、パデルの魅力をより深く身体で理解するために、毎月パデル練習会にも勤しんでいます!
4.最後に
当研究会では、新入会員に対して積極的に発表や活動の機会を得てもらおうというスタンスで運営されています。また、研究会内各チームの活動についてもそれぞれのテーマに真剣に取り組んでおり、中小企業にとって必要な支援策を生み出そうという気概に溢れた仲間が集まっています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度体験見学会にご参加ください。
(以上)